花火の写真を撮るには

花火(華火)ってきれいですよね。
一瞬で開いて、流れるように散ってしまうそんな瞬間を写真に残したいと思う人もいるでしょう。
どうやったら上手く残せるか、簡単ですが書いていきたい思います。

高いカメラじゃなきゃできないのでは? と思われるかもしれませんが、そんなことはありません

4,5秒程度の露光時間でも十分きれいに撮れますので、コンパクトなデジタルカメラでも工夫次第では素敵な花火の写真が残せると思います

必要なもの

  • カメラ(デジタルでもフィルムでもよい)
    • 長時間露光(1秒以上)ができるカメラを用意しましょう
      バルブ機構(シャッターボタンを押している間、シャッターを開きっぱなしにできる機構)が付いているとなおよいです
      流れるような光跡を収めることができます
  • 三脚またはカメラを固定できるもの
    • カメラをしっかり固定できれば何とかなりますが、できる限りしっかりとした三脚を用意しましょう。風が吹いても、ぶれ ないぐらいの丈夫な三脚が理想です。
  • レリーズ(リモートレリーズやケーブルレリーズ)
    • カメラを固定しても、シャッターボタンを押す瞬間と離す瞬間にぶれてしまう事があります
      レリーズを使うことによって軽減できますので、なるべく用意しましょう
      カメラによってレリーズに対応しない場合や、専用のレリーズがありますので、確認しましょう。
      なければセルフタイマー機能で代用できますが、花火が打ちあがるタイミングにあわせる必要があります(結構難しいです・・・)

      release

焦点距離について

    打ち上げ花火を遠くからとる場合は、無限遠(∞マーク)で固定しましょう。固定できない場合、遠景モードでも構いません 。
    マニュアルフォーカスが可能であれば、無限遠または最大距離に合わせましょう。

    オートフォーカスの動作時間分、花火の光跡を捉えることができなくなります。
    可能であれば、マニュアルフォーカスで固定しましょう。

露出について

    絞り(F値)とシャッタースピードを考えて撮影しましょう
    デジタルカメラととフィルムカメラでは、絞り値の考え方が若干異なるので注意
    (デジタルカメラのほうが、若干ですがオーバー目になってしまう)

絞り(F値)

  • フィルムの場合:F8~F11程度
  • デジタルの場合:F11~F16程度
  • 絞った方が、光跡がシャープになるといわれています。

シャッタースピード

    4秒程度で光跡を撮ることができます。あまり長くすると露出オーバーになります。
    距離や花火の明るさによっては、4秒以下でも露出オーバーになる場合があります。

    1秒でも光跡にはなりますが、若干物足りなく感じるかもしれません。

    ただし、ハートやスマイルなどの「形を表現する」タイプの花火の場合、シャッタースピードを遅くすると形が崩れてしま いますので、注意が必要です。

    撮りたい花火に合わせて、シャッタースピードを調整するといいでしょう。

ISO感度

    ISO100で十分です。あまり上げすぎると露出オーバーの原因になります。

(written by tanakano)